真菌
症状
癜風菌というカビが皮膚表面に付着している状態です。
「くろなまず」とも呼ばれ、しみのような境界のはっきりした黒い色素斑としてみられます。
また同じ癜風菌でも、白色癜風という白い脱色斑としてみられたりすることもあります。
汗をかきやすく皮脂分泌の多い胸や背中、わきなどの皮膚にできやすいです。
特に夏場の発症が多い傾向にあります。
治療
抗真菌薬を塗ることで改善していきます。
メモ
真菌による皮膚症状は、抗真菌薬を続けることで軽快しますが、治ったと思っても菌は多少なり残っているため、さらに1ヶ月ぐらいは続けることが大事です。
それでも癜風はまた夏場に再発することが珍しくありません。
白癬
症状
水虫は白癬菌というカビによる感染症の一種です。
足の裏の皮がむけたり、カサカサしたり、足の指の間がじくじくして皮がむけたりします。
痒みのある水疱を生じることもありますが、無症状のこともあり、放置して悪化してしまう場合もあります。
水虫の菌が爪にまでうつってしまうと、爪が白く濁ったり厚くなってきます。
治療
抗真菌剤の外用剤や内服薬を使います。外用は足裏全体に広めに塗ります。
症状がなくなってすぐ外用を中止すると再発するので、1−2ヶ月は続けて外用してください。
爪の水虫で外用剤で効果が出にくい場合は、内服薬を用いることもあります。
最低半年は内服継続が必要で、定期的に血液検査も必要になります。