症状

皮膚や皮下組織の構造が破綻し、いつまでも傷が改善しない状態です。
血流障害によるところが多く、その原因として基礎疾患(糖尿病、下腿静脈瘤など)や感染、持続する圧迫(褥瘡・床ずれ)などがあげられます。
他にも、放射線治療後の難治性潰瘍、皮膚の病気に伴う皮膚潰瘍、熱傷後の組織ダメージによる治癒遅延など、傷を治すための土台の不具合が本質的な問題ということもあります。

治療

まずは基礎疾患や感染の治療、除圧など原因の改善を考えます。同時にデブリードマン(不良組織の排除)、特殊な外用薬を使うなどして創面を新鮮化させ、創傷治癒を促していきます。
最終的に治りが悪い場合は傷を縫い縮めますが、安易に状態の悪い皮膚組織を寄せてもつかないことが多いです。時には傷の状態を見きわめて、無傷な組織で傷を覆う植皮術や皮弁形成術といった方法を選択することもあります。

メモ

傷がなかなか治らないと、骨髄炎、指の切断、全身状態の悪化につながることもあります。
また時間をかけてやっと治ったような傷痕は、本来の皮膚の柔軟さは期待できず、様々な不都合をもたらします。
予防には早めの適切な処置が重要です。
 
 

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